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ラ・クラシックプレバレエコンクールでは、
お子さまの年齢やレベルに合わせて
課題曲またはヴァリエーションをお選びいただけます。
5歳〜10歳(年長〜小学4年生)
ドゥミ・ポワント
〈 目標:パラレルで背骨と体幹を安定させて踊る。過度の負荷をかけずに自然な成長を促す。〉
パラレルの動きで股関節・膝・足首を正しく曲げることを学び、脚のねじれを防ぎながら鍛えます。パラレルでバランスを取ることで、軸足でまっすぐに床を押す感覚を育みます。
スキップや横飛びといった、子どもらしく躍動感のある動きの中で、体幹と安定した背骨を作ります。胸の重心の安定を学び、ターンアウトをしても崩れない軸を作ります。
まだ体を安定させることができていない方はこちらをお選びください。
8歳〜13歳(小学3年生〜中学1年生)
ドゥミ・ポワント
〈 目標:ターンアウトをした状態で、背骨や体幹を安定させて踊る。バレエの基礎を習得する。〉
脚を捻らない正しいターンアウトを学び、エシャッペやシャンジュマン、シャッセ、ストゥニューなど、両脚での動きをコントロールできるように練習します。中心軸を感じながら、左右の軸を自在に切り替える感覚を学びます。
舞台空間を広く使い、ある程度の長さを踊ることのできる筋力や持久力を身につけます。
また、音楽を感じ、内から外へと広がる表現力を身につけます。
ある程度バレエの動きを身につけた方が対象となります。
10歳〜15歳(小学5年生〜中学3年生)
ポワント
〈 目標:ポワントの基礎を習得し、技術を磨く。さまざまな動きに挑戦しながらヴァリエーションを踊る準備をする。〉
ポワントを履くことで体の感覚は大きく変わります。ルルヴェやピケなどのひとつひとつのパを、ポワントを履いていても伸び伸びとできるように、体幹と背骨を安定させ、四肢をコントロールし、強い引き上げとともに身につけていきます。バレエシューズで学んださまざまな動きをポワントへと発展させることを学びます。
ポワントを履き始めて日が浅い方は、短い曲からのチャレンジをお勧めしております。
長い曲では、ヴァリエーションを踊る準備として、様々なパとアンシェヌマンにチャレンジし、同時に伸びやかな表現力を育みます。第4・第5ポジションでの骨盤の動きを学び、クロワゼを正しく行うことで、ダイナミックな動きを目指します。
曲の選び方2
バレエ解剖学の見地から、成長過程にあるお子さまに無理なくレベルアップしていただける「プレヴァリエーション」を用意しております。
また、骨や筋肉が発達段階にある子どもたちの適切な成長を促すために「演目の選び方」をご提案しています。
成長期の子どもには、体の成長やレベルに合わせて適切に曲を選び、基礎的な訓練を十分に行う必要があります。回転の数やテクニックの難しさよりも基礎の習熟度を重視いたします。
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バレエのしなやかで強い動きを実現するためには、
「姿勢保持のための筋肉」と「バネの筋肉」の両方をうまく使う必要があります。
ラ・クラシックのプレヴァリエーションでは、古典作品をベースにしながら、それら二つの筋肉群をバランスよく育てることができます。
将来につながる体を作るために、下記の点にご留意ください。
〈 パが左右対称なものを選ぶ 〉
成長期に片側だけのアラベスクを繰り返した場合、側湾症などの原因となる場合があります。
〈 バロネなど片足でのルルヴェが少ないものを選ぶ 〉
筋力が弱く、十分な引き上げができていないと、関節に過度な負荷がかかり怪我をする場合があります。または、不安定な関節を支えるために大きい筋肉が発達し、バレエの美しいラインを失います。
〈 テンポが適切なものを選ぶ 〉
例えば、動きが速く瞬発力が必要なものは、正しい体のコントロールを学んでいないと、脚がねじれ、関節に不適切な負荷がかかり、全身の動きのバランスが崩れます。
「眠れる森の美女」よりフロリナ王女のVa.
「白鳥の湖」第1幕よりパ・ド・トロワ第1Va.
「眠れる森の美女」より銀の精のVa.
「ジゼル」よりペザントのVa.
「ドン・キホーテ」第3幕よりキトリのVa.
※こちら以外の作品を選ばれても審査・評価への影響はありません。
当コンクールでは、正しい体の使い方を学ぶことを何よりも重視しています。
体の準備ができていないのに無理にトウシューズを履き、引き上がらない、膝が曲がる、骨盤を正しく保てないなど、安定した動きができないのであれば、バレエシューズを推奨いたします。
〈 課題曲部門 〉
・プルミエ パ / 5歳〜10歳(年長〜小学4年生) / ドゥミ・ポワント
・エレモンテール / 8歳〜13歳(小学3年生〜中学1年生) / ドゥミ・ポワント
・モワイヤン / 10歳〜15歳(小学5年生〜中学3年生) / ポワント
〈 ヴァリエーション部門 〉
・児童Ⅰ / 小学3・4年生 / ドゥミ・ポワント
・児童Ⅱ / 小学5・6年生 / ドゥミ・ポワントまたはポワント
・ジュニアⅠ / 中学生 / ドゥミ・ポワントまたはポワント
・ジュニアⅡ / 高校生 / ドゥミ・ポワントまたはポワント
・シニア / 大学生 / ドゥミ・ポワントまたはポワント
正しい体の使い方ができているかどうかを審査、および評価いたします。
指導者の先生の方針に沿ってご出場ください。